２００８年函館夏の旅

２４日に発生した、岩手北部地震の影響で、乗るはずだった新幹線も含め午前中全てが運休となってしまい、東京駅で６時間の足止め。切符は午後の列車に替えてもらい、それまで運転の再開を祈る様な気持ちで待っていました。
午後、はやての再開は、替えた切符の新幹線からでした。（＾＾；）新幹線が発車した時点では、仙台から先はまだ点検中で運転していませんでしたが、乗車中に全線運転再開となり、無事に八戸まで着きました。スーパー白鳥も遅れてきたので、ホームで入線から清掃まで待っていました。八戸から三沢までは徐行運転で、結局３０分遅れて函館に着きました。午後２時頃東京を出発して、函館に着いたのは午後８時４０分過ぎでした。つかれた〜。
 
駅まで連れに来てもらい、夜ご飯を食べに行こうとしましたが、時間も遅かったし疲れていたので、食べ物を買って部屋で食事をすることにしました、生協で買い物をして、急な登りの大三坂は避けて、二十間坂から定宿であるガーデンハウスチャチャに帰りました。坂道で更にヘロヘロになってしまいました〜。
 
 
 
 
 
 

翌朝は、チャチャ登りを下りて、ハリストス正教会へ。今年もまた薔薇が綺麗に咲いていたので、大撮影大会になってしまいました。
連れがお土産を神父さんに渡したいというので司祭館を訪れました。
神父さんも覚えていてくださって（３度目の訪問）しばしの歓談の中で、鐘楼に登らせて下さいとお願いしたところ、（１度目の訪問の時に神父さんの方から次に来た時に登らせてあげるよと言われていた）快く応じてくださり、明日の朝９時においでというので、大喜びで司祭館をあとにしました。
 
一旦部屋に帰って、お昼ご飯を食べに大三坂を下りて行きました。
亀井勝一郎さんの生誕の地碑や、生家跡、大三坂の花々を見ながら、海峡通まで出て、豆さんラーメンを食べに行きました。
ラーメン屋を出たら急に雨が降り出してきました。
連れが傘を持ってこなかったので、部屋まで取りに行くことに。坂道をまた帰って行ったら、雨は止んできました。
せっかく帰りかけたので、カール・レイモンのソーセージ屋さんに寄って、朝食用のソーセージを買いました。
 
部屋に帰って休んでから、夕食を食べに西波止場まで下りて行きました。
赤レンガ倉庫や夕暮れの西波止場の風景を撮影しました。
夕食は、函館ビヤホールで食べました。
 
部屋に帰りながら、山の上が晴れていることを確認して、函館山に登ることにしました。ロープウェーで函館山頂へ。７月はガスがかってなかなか綺麗に見えない夜景ですが、今夜はまぁまぁいいようです。イカ釣りの漁り火もよく見えました。
 
 
 
 
 
 

朝、神父さんとの約束を果たしに、ハリストス正教会へ向かう途中、神父さんから電話がかかってきました。夜の９時かと思ったよ。だって。（＾＾；）遅刻しそうになっていたので急いでいたら、９時１５分から急に打ち合わせの用事が入ったとのことで、夜の９時にまたおいでと言ってくれました。
鐘楼は夜に変更になったので、杉並町の遺愛学院に行くことにしました。旧宣教師館「ホワイトハウス」の内部公開の最終日でした。
以前、外観だけでもと観に行ったことがあったのですが、中も見られるということで楽しみにしていました。
学院の生徒さん達のおもてなしを受けながら、拝観させていただきました。古い昔の電気製品や、家財道具がそのままに置いてあって、当時の宣教師さん達の生活の様子が分かる感じがしました。
建物の作りも複雑になっていて、隠し扉のような扉を開けると、地下室だったり、中二階のようになっていて天窓がついていたりと、面白い内部構造になっていました。
 
拝観を終えて、市電で宝来町に移動して、茶房ひし伊に行きました。いつも頼むワッフルとピザトーストを戴きました。
ひし伊を出て、護国神社坂を少し上がると左に見えてくる、亀井勝一郎さんの文学碑をお参りに行きました。
市電で更に谷地頭まで移動し、立待岬に向かいました。
途中の住吉漁港で、昆布を取っていた方や、地元の子ども達とのふれ合いがありました。クロカニやツブを見せてもらいました。
立待岬のいつものベンチに座り、潮騒を聞きながら寝そべったり、風も程よく、とても気持ちのよい日和でした。
 
部屋に帰って、五島軒で夕食のカレーを戴いてから、神父さんとお約束の鐘楼へ登りました。
神父さんが、鐘の鳴らし方をこうやるんだよと言って、両手にひもを持って足の位置を確認していたら、バランスを崩した勢いで鐘がひとつ、カーンと鳴ってしまって、皆で笑ってしまいました。こんな時間に鳴らしたら大変です神父さん！（笑）
狭い階段を登って行ったり、鐘楼から見える景色はとてもいい思い出になりました。神父さんに感謝です。
あと、夜の教会の中はとっても神秘的でした。
 
その後、司祭館で神父さんとまた歓談のひとときを持ちました。
神父さんは、８月の２、３日のミサと、１６日（だったかな？）にある結婚式を最後に、お辞めになるということでした。
その後は上磯に行かれるそうです。
今回、そのことは全く知らなくて、神父さんがお辞めになる前に函館に来れたことが奇跡のようで、それもまたご縁ですねとお話ししてきました。
神父さんからプレゼントに、乳香というお香を戴きました。
ピンク色でとてもいい香りがしました。
 
 
 
 
 
 

今日は日曜日。ハリストス正教会の鐘が鳴る日です。朝１０時、礼拝が始るのを知らせるように鐘が鳴り響き始めました。
鐘の大きさが大小さまざまなので、音の高低があり、まるで音楽を奏でているようでした。最後までじっと聞き入ってしまいました。
初めて、ミサの様子を見学することが出来ました。
神父さんの司祭姿？というのでしょうか、それも初めて見ました。よく冗談で、「孫にも衣装」と仰るので（笑）、是非一度拝見したかったので、とても嬉しかったです。
 
礼拝が終わって、後ろの方で見ていた私たちの所へ神父さんが、小さく切ったパンを持ってきてくださって、「食べても死なないから」といって（笑）、渡してくださいました。その場で戴きました。本当にいい方で面白い方です。神父さん、是非上磯にも遊びに伺いますね！（＾＾）
 
礼拝が終わって、教会の外へ出たら、ちょうど終わりの鐘の音？が鳴り始めました。鐘楼の真下で聞いていると、まるで天国に居るような、愉し気で不思議な感覚に包まれました。
 
その後、ソフトクリーム通りを通って、元町公園から基坂を下りて、旧イギリス領事館でアフタヌーンティーセットを戴きました。
 
市電のハイカラ號に飛び乗って、函館駅に向かいました。
大沼で、湖水祭りが開かれているので、特急北斗に乗って、大沼公園に向かいました。
 
 大沼公園に着いて、大沼名物の大沼だんごを食べました。
ゴマだれと醤油だれで大沼と小沼を表現しています。美味しかったです。かなりお腹いっぱいになってしまいました。（＾＾；）
 
 公園の中に入ったら、見覚えのある犬が。
ロック？
やっぱりロックだ！
ピレネー犬のロックと再び再会しました。（＾＾）
 
湖水祭りで、灯篭流しがあるので、今年亡くなった祖母の灯篭を流してもらうことにしました。
灯篭流しの受付をしていると、受付のおじさんが、千の風になってのモニュメントはもうに見にいった？というので、まだ見ていませんというと、場所を教えてくれました。早速行ってみることに。
 
晴れていたら、駒ヶ岳が見渡せるとてもいい場所にそのモニュメントはありました。
 
夜、７時から灯篭流しが始りました、おばあちゃんの灯篭はどこにあるのかしらと思いながら、湖面に浮かぶ灯りを見ていました。その後８時から花火の打ち上げがありましたが、函館に向かう最終電車の時間が、８時１７分だったので、花火の打ち上げと同時に駅に向かいました。
 
花火が上がりそうになると振り向いて見たりしながら、駅に向かいました。大沼公園駅から、まるで谷村さんのスロートレインの歌の様なローカル電車でゆっくりと函館に帰りました。
 
 
 
 
 
 
 

朝から、大雨が降っていました。
こういう日は室内で、ということになり、函館明治館に向かいました。明治館では、２階が改装中で、オルゴール館も１階に移動していて、売り場が狭くなった分、全体的に品数が減った感じがしました。
 
いい日旅立ちのオルゴールが故障中だったのが、直っていました。
 
明治館の前から、レクサ元町（１００円バス）に乗って、函館駅に移動しました。そこからまたバスで宇賀浦町に行きました。バス停の目の前は、回転寿司の函太郎です。
 
生ものはだめなのですが、お寿司は好きなので、このようなネタになっております。（＾＾；）
 
着いた時雨は止んでいましたが、お寿司を食べて店を出るときは大嵐になってしまい、右半分がずぶ濡れになってしまいました。
 
宿の下は、カフェ・マウンテンブックスという喫茶店になっています。まだ行っていなかったので、やっと伺いました。
 
気さくな店主さんとお話ししながら、美味しいケーキと、ゆず茶で身も心も温まりました。（この日は外は寒かったので）
 
最後の夜、函館ビヤホールで食事しました。牛ステーキのあんかけピラフは、スモールサイズもあって、美味しいのでお気に入りのメニューです。
 
部屋に帰って、生協で買った夕張メロンをお腹いっぱい食べました。シアワセ〜。
 
 
 
 
 
 

最終日。曇り空。
たけさんに駅まで送ってもらい（感謝）、駅のカフェでしばしの歓談しました。この旅の思い出話に花が咲き、来年の再会を約束して別れました。今度は是非、いか踊りが見たいです！（＾＾）
 
函館に来てまだ食べていなかった、イカ刺しを食べました！お刺身系はだめなんですが、函館の活イカ刺しだけは食べれます。いえ、函館にきて食べれるようになりました。（＾＾；）
 
朝市を見て回って、連れは飛行機の時間があるので空港へ。私はレクサで西波止場へお土産を買いに行きました。
 
レクサで駅まで戻ってきて、帰途につきました。
地震の影響がまだ残っていて、やはり三沢から八戸までは徐行運転。
すれ違いの下り列車も遅れていたので、八戸の新幹線への乗り換えが心配でしたが、予定通りの連絡で乗れました。
ただし、乗り換え時間が２分しか無くて、発車も２分遅れましたが。
（＾＾；）
 
旅の始まりからヒヤヒヤもので、果たして本当に函館に着くのか？と思いましたが、こうして過ぎてみるとみんないい思い出です。
 
今回はハリストス正教会の鐘楼に登ってみたり、遺愛学院の旧宣教師館、ホワイトハウスの内部見学や、貴重な体験が出来たことが何より嬉しかったです。この旅日記のみどころです。（＾＾）ー完ー